こんにちは。香です。
夫と3歳と6歳の娘と暮らしています。
前回の記事では七五三の参拝について書きました。
七五三。雨引観音と福鮨その道中、往復2時間ほどあり、子どもたちに本を読んでいました。
ちょっと遠出の予定があるときには、新しい本を用意するようにしています。
いつもはゆっくり読書ができなくても、車中ならたっぷりと時間が取れます。
それに、新しい本だと子供たちの食いつきが違います。
少し前まで、初めての児童書選びについて悩んでいました。
小学生になって、国語が始まった長女。
絵本からのステップアップとして、手ごろな児童書ないかしら?
本選びに悩んだとき、いつも頼りにしているのが、絵本ナビ。
こちらを見れば、本選びのたいていの悩みは解決できます。
ですが今回は、絵本ナビではなく、リサイクル本のお店で見つけた3冊について紹介します。
さっそく、おすすめの3冊についてご紹介します。
- 一ねんせいのよみもの
- なぜ?どうして?かがくのお話1年生
- あのね、わたしのたからものはね
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【amazon】あのね、わたしのたからものはね (幼年翻訳どうわ)
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ご覧のとおり、タイトルにまんま1年生とはいっているものが2冊あります。
ひねりがなく、すみません。
①②はシリーズで、6年生まであります。
そして、③は長女の国語の教科書でおすすめ本として紹介されていたものです。
こちらもひねりがなく、すみません。
でも、やっぱり名作です。
1983年に刊行されていたのに、今まで知らずにいたのがもったいなく感じるほどでした。
読む価値大なので、おすすめします。
上記3冊のおすすめポイントです。
- 声に出して楽しい
- ちょっと考えさせる内容
- 大人も興味深い
音読しやすいかはどうかは、とても大切なポイントですよね。
「本を読む楽しさ=音読」だと思っているところがあります。
今まさに3歳の次女がそうなのですが、私も字を読めない幼少期から音読をしていました(母曰く)。
本棚から本を引っ張り出し、絵を見ながらそれらしい物語を母に聞かせていたそうです。
字が読めるようになってからは、ひとり部屋にこもって延々音読していました。
「赤毛のアン」「風と共に去りぬ」など、主人公になりきり、人物ごとに声色を変え、ときに身振りを交えながら(笑)、流れるような文章であればあるほど、飽きずに読み続けることができました。
思えば音読は黙読よりずっと時間がかかるので、贅沢な時間の使い方ですよね。
今はいかに短時間で多くの本を読めるか、みたいになっています。
優雅な読書からは遠ざかっておりますが、読書はずっと大好きな趣味のひとつです。
…横道に反れました。
絵本は「読み聞かせ」がメインなので、自然リズミカルな文が多いですよね。
その延長にある児童書にも、声に出して楽しいことを期待します。
その点、今回の3冊はどれもよかったです。
とくに、③は、主人公の名前からして印象的です。
「メアリー=ジョー」ですよ。
この名前、3歳の次女は一度の読み聞かせで覚えていました。
いかにも声に出してみたくなるお名前ではないですか。
本を読む楽しみの一つに、別世界を体験することがあります。
主人公を自分に置き換えて、自分だったらどうするかな、どう思うかな、と想像するわけです。
読後、だれかとその考えを交換しあったりするのも、小学生になったからこその広がりではないでしょうか。
感じ方の正解はありませんから、子どもとお互いの気持ちを存分に話してみたいですね。
とくに「1年生のよみもの」は、ちょっと悲しかったり、ぞっとしたりするようなお話も混じっています。
明るい・楽しいだけの絵本の世界から一歩抜け出す書として、とくにおすすめです。
1話10ページ程度の読み切りで、過去に教科書に収録されたお話が10話はいっています。
寝かしつけのときにも最適です。
とくに②は、「どうしておならはクサイの?」や「ペンギンはとりなのになぜとべないの?」といった身近な疑問がたくさん出てきます。
大人でもよく分からないことについて、とても分かりやすく説明されています。
文字も大きく読みやすいのに、回答含めて1問3ページでまとまっています。
長女は3冊のうち、こちらが一番のお気に入り。
目次を見て、気になる疑問から読み進めています。
ためになる知識が詰まっており、親子で賢くなれること間違いなしです。
また、③は少女ならではの繊細な感情の動きが描かれており、懐古の情を呼び起こされます。
こどもに自分自身のたからもの遍歴について語りたくなる。
そんなときめきも詰まった一冊になっています。
以上、読んでみてよかった本について紹介しました。
小学校低学年の本選びの参考になればうれしいです。
何を選んでいいか分からない場合、ターゲットが明確な本を選べば素敵な出会いが待っているはずです!
色褪せないロングセラー作品なら、リサイクル本もおすすめです。
親子ともに、お気に入りの1冊が見つかることを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。