おはようございます。香です。
4月、春ですね。
つくばの桜も満開を迎えました。
実はここ2週間、外出自粛の生活だったので、すっかり季節感に疎くなっていました。
3月下旬、新型コロナウイルスに家族全員が感染しました。
ようやく隔離期間が終了したので、この期間一番つらかったこと、
また、こうすれば家族内感染は防げたかもしれない、というところまでお伝えします。
始まりは、下の子の新型コロナウイルス感染から
一番始めに発症したのは、3歳の次女すーでした。
いつものように保育園へ登園したある日、10時過ぎに園から電話。
クラスで陽性の子が出たので、学級閉鎖になります。クラス全員が濃厚接触者になります。お迎えお願いします。
ということで、お迎えに行きました。
クラス内で出たということで、少し心配はしましたが、すーは元気そのもの。
いつもと同じように過ごしていました。
翌日の夜までは。
翌日の夜、いきなりの発熱。39度まで上昇しました。
「ああ、これは」
翌日、検査を受けに行き、陽性が判明。
そしてこの瞬間、家族全員が濃厚接触者になりました。
3日後には家族内感染、夫婦で高熱
すーが発症してから3日後、夫婦共に38度以上の熱を出しました。
翌日、PCR検査を受けて陽性が判明。
上の子ミイは無症状だったので検査はしていませんが、おそらく感染していたと思います。
ここからまた隔離期間が延びることになりました。
ミイにとっては、ようやく学校の休校が明け、1年生で登校する最後の3日間でしたが、休まざるを得なくなりました。
家族内感染以上に、一番辛かったこと
あらゆる予定をキャンセルしなければならなくなり、方々へ連絡することは疲れました。
年度末の忙しい時に、職場へお休みを伝えることも忍びなかったです。
感染後、高熱と倦怠感で身体が思うようにならなくなったことは不安でした。
でも、これらのこと以上に今振り返ってみて辛かったと思うのは、
そのことが一番神経を使い、精神的にも身体的にもすり減りました。
すーの陽性が判明してから、夫婦で発症するまでの3日間。
たった3日間のこの期間が、感染したこと、その後の療養期間の2週間と比べても一番つらかったです。
24時間一緒に生活している、しかも一番小さな子に感染対策を徹底させることは不可能でした。
マスクして!
ごはん中は静かに!
手洗って!
あちこち触らない!
あちこち行かない!
お外は行けないよ!
おうちではマスクをしなくてよかったのにどうして?
お天気がいいのに、お外に行けないのはどうして?
仲良しの子が遊びに来てくれたのに、遊べないのはどうして?
高熱の翌日には元気になっていたすーにしたら、突然おうちのルールが変わって混乱ばかりです。
かわいそうだとは思いましたが、仕方ありません。
そして、何としても家族内感染を防ぎたい。
すーが徹底できない分、大人が頑張るしかないと思いました。
手袋して料理
24時間マスク
トイレ、共用部分は触るたびにアルコール消毒
都度手洗い
湯ぶねなし、1人ずつシャワー
時間差、場所別でごはん
おかげで顔も手も肌荒れするし、一気に5歳くらい年を取った気分でした。
さらに、夫がすーを露骨に避けるものだから、そのことで夫婦喧嘩。
子供たちにも感染を徹底させようと口やかましくなり、家の中は殺伐としていました。
コロナに家族感染しての感想
今回、家族でコロナ感染したことについて、私は大きく分けて2つの感想を持ちました。
- 家族感染して正直ほっとした
- 子どもの感染の責任を保育園に問うのは間違っている
①家族感染して正直ほっとした
3日後に夫婦で発熱したとき、身体的にとても辛かったし、この後どんな症状が出るのか分からず恐怖でした。
それでも、心の中では安堵していたのも事実です。
これでもう過敏に家中を消毒して回らなくていい。
もちろん発症後もウイルスを蔓延させないために、マスクや消毒は心がけました。
それでも、発症前のようなストレスや恐怖からは解放されてすっきりしました。
- 夫は4日間高熱、吐き気に苦しみ、今も喉の調子が悪いままです。
- 私自身は熱は一日で治まり、喉の異常などは全くないのですが、嗅覚の違和感が残ったままです。
- うまく言えませんが、深呼吸すると玉ねぎのような匂いがあり、今まで感じなかった食材に苦みを感じます。
こうした症状はあるものの、私は発症したことで肩の荷が下り気楽になりました。
②子どもの感染の責任を保育園に問うのは間違っている
園から陽性者の連絡が来た翌日には、クラス内の感染者は3分の2までになっていました。
すーが通う保育園では以前にも別のクラスでクラスターが発生した経緯があります。
年度末の繁忙期ということもあってか、一部の保護者から保育園の管理体制について問う声もあったようです。
私たちも、あまりの感染状況に、園で見落としている感染対策があるのでは?と思いもしました。
でも、今回我が子が感染して、家であらゆる感染対策を試みても家族内感染した実情を目の当たりにしました。
保育園で通常の保育に加えて、幼い子供たちに感染対策を徹底させることの大変さは容易に想像できました。
また、保育園にはミイのように感染していても無症状の子もいるはずなんです。
「保育園は密」です。
そうした感染リスクを承知の上で、私たちは子供を預けていたはずです。
だから、子供が感染したことの責任を保育園に問うのは違うと思います。
むしろ保育士さんたちが日ごろどれほど神経を使って保育されてきたか、身に染みてわかりました。
防げたかもしれない家族内感染
最後に、もしかしたら家族内感染は防げたかもしれないと思うことについてお伝えします。
一番の反省点は、すーが濃厚接触者として降園させられたときの私たちの認識の甘さです。
いつも通り車に乗るなりマスクはとっていましたし、家でもマスクなし、接触もベッタリしていました。
本来ならここで「もしかしたら感染しているかも」という緊張感をもって、接するべきでした。
そして、すーが感染しているなら、一番密に接している自分自身やミイもすでに感染している可能性があると思ってしかるべきでした。
この時点で家の消毒を徹底して、食事の時間や場所を分けていたら、夫の感染は防げたかもしれません。
もともと、夫は子供と接する時間が限られているので、夫自身が隔離生活を徹底すれば彼は元気なままだったかもと思います。
とはいえ、甘え盛りの3歳児が感染した場合、お母さん自身の感染は防ぎがたいというのは事実です。
まとめ
今回は、新型コロナウイルスに家族感染しての感想、反省点についてお伝えしました。
本当に人によって症状は様々なので、家族感染した方が楽だなんてこと決して言えません。
人によっては後遺症含めひどい症状に苦しんでいる方もいるでしょう。
また、日頃から感染対策を徹底されている方なら家庭内の消毒や家族の管理も容易にできるかもしれません。
私が不得意なこともあったと思います。
でも、幼い子供が感染したら、特にお母さんは感染を覚悟して看護した方が良いです。
開き直って2週間分の備蓄や過ごし方について考えてみましょう。
たっぷりと療養して、前向きにおうち時間を家族で過ごすことをおすすめします!
この記録が何かのお役に立てばうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。