夏休み明けあるある。「学校嫌だ」と泣く娘 前半

9月1日朝。ミイはなかなか起きてきません。

何度も起こしに行きましたが、結局起きてきたの出発時刻の30分前。この30分でなんとか間に合わせて行くのが(若干遅刻気味ですが)夏休み前までのミイでした。でも、今朝は本当に動きが鈍い。出発前の10分前になってもパジャマのままソファに転がっています。朝ごはんもおにぎりを3口ほどかじっただけ。

声をかけても「やだ!!行きたくない!!」の一点張り。昨夜も言っていましたが、それでもランドセルの準備をして、翌日に備えて早めに就寝したのでした。

「行きたくないのは分かる。夏休み明けの今日が一番行きたくない日なんだから。『行きたくない。』けど、どうするの?行くの?行かないの?」声をかけるたび、同じ問答の繰り返し。そうこうするうち、登校班の集合時間は過ぎてしまいました。

次のタイムリミットは校門が締まるまで。親が付き添って送ってやらなければなりませんが、ミイが行く気ならそれくらいサポートはするつもりでした。でも、ミイは2階へ上がったり、トイレへこもったりしていて一向に準備を進めません。どうやら、こみ上げてくる涙を見られまいとしている様子。いつからかミイは人前で泣かなくなりました。3歳ころまでちょっとしたことで大泣きする泣き虫さんだったのですが。いつの間にか、泣き顔、寝顔を見られるのは恥ずかしいと思うようになったようです。めったに泣かないミイが泣いている。それだけで私は戸惑ってしまいます。

「どうしてそんなに嫌なの?」夫が聞いても答えません。昨日聞いた時は「勉強つまんないもん。」と言っていました。今でいえば、勉強うんぬんよりも「お母さんに付き添ってもらって学校に行くのが嫌」「もう間に合わないから嫌」でしょうか。ひとつ前の段では単純に「気が重いから嫌」だったのだと思います。親としては、子どもが辛いのはもちろん嫌です。そんなに嫌がるなら行かなくていいよ、と思う反面、今日行かなかったら明日はもっと行きにくくなるだろうな、と思う気持ちがあり、「嫌なら行かないでもいいんだよ」と口では言いながら、内面「行きなさい」と思い、そう仕向けてるのが現実です。

結局、ミイは行きました。昇降口でも泣いて嫌がり、どうしたものかと思っていたら折よく教頭先生が通りかかり、連れて行ってくれました。教頭先生は、「先生も今日は行きたくなかったよ~。でもちゃんと来れたんだね。」とミイを認めてくれました。私もつられて、「今日はみんな行きたくないですよね。」と言ってミイと別れましたが、その後、「でも”みんな”と”ミイ”は違うもんな。」と思い考えてしましました。もっと寄り添って考えてあげるべきだったんじゃないか、と思う一方で、ここはミイ自身が自分で気持ちを切り替えて行くとこでしょ、と思ったり、私はどうあるべきだったのか答えが出ないままです。

昼頃、夫から電話がかかってきて「今朝どうだった?」と聞いてきました。夫はどちらかというとミイを叱る口調で朝は突き放していたのですが、あれほど嫌がる様子がどうにも気になって心配になってきたようです。実はいじめられているんじゃないかと。夫は常日頃、朝グズグズと準備をするミイを見ていていじめを疑っていました。

いじめられてなくても学校に行きたくないことって往々にしてあります。私も子どもの頃学校が好きな子どもではなかったので、ミイの気持ちはとても良く分かります。ただ、「あーあ、やだな」と思いながらも行っていただけです。ミイの場合、親に堂々と「行きたくない!!」と言えるのはスゴイなと感心さえしてしまいます。子どもの頃の私は、言ったってどうしようもないと思っていたはずだからです。「この前の面談でも先生と話したけど、いじめはないと思うよ。」と言って夫の電話を切りました。

ところが1時間後、また夫から電話です。何かと思ったら、「その引き渡した人って本当に教頭先生だったの?」と言ってきました。「え?何その新しい視点。明らかにそうだったよ。校内にいたし、教頭って名札下げてたし。それにあの声掛けは長年教育に携わっている人しかできないものだったよ。」「いや、今何が起きるか分からない世の中だからさ・・・。教頭に成りすました人がいた可能性も・・・」恐いこと言うな。変なところで心配性な夫です。そんなに心配するなら、もう少し朝寄り添ってあげればよかったのになぁ。

学校行きたくない問題。夏休み前からありましたが、今朝ほど色濃く出た日はありませんでした。明日もこんな感じだったらどうしようと憂鬱ですが、ミイも自身も今日の一件で何かを考えているでしょう。明日は間に合うよう登校するのか、断固として嫌だと言うのか分かりませんが。私にできることは、帰宅したミイの様子をよく観察すること。話を聞くこと。明日もまたその次の日も、できるだけのサポートを続けていくこと。それに尽きます。

担任の先生にも話してみようと考えています。いじめは疑っていないけれど、朝ごはんもろくに食べていかない娘の様子が気になります。勉強つまらなくてもいいから、そりゃ面白いに越したことはないけれど、なによりも元気で学校生活を送ってほしいです。

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