こんにちは!香です。
簡単なプロフィールはこちらからご覧ください。
今回のお話は、簡単に言うと「子どもとコンサートに行った帰りに子どもの態度が気に入らなくて怒る母」という・・・書いていても反省しきりの話です。
でも、自戒の念を込めて書きます。
よろしければお付き合いください。
先週末、長女のみいと2人でコンサートへ行きました。
3歳でも参加できるコンサートが少ない中、こちらは未就学児もOK。
すぐさま申し込みました。
期待したのは、こんなことです。
- 子どもに生演奏の素晴らしさを体感してほしい
- 子どもに非現実の世界で想像力を培ってほしい
- 自分もリフレッシュしたい
3歳の次女も一緒に行けるいい機会でしたが、当日になって、夫が出かけるのについていってしまいました。
…まあ、いいか。
久しぶりにみいと2人きりのお出かけを楽しもう。
気持ちを切り替えて出かけたのですが…。
コンサート自体は本当にすばらしいものでした。
◯音楽用のホールではありませんでしたが、客席は列ごとに高さが違う造りで視界も良好に鑑賞できました。
◯出演者の方々もきらびやかな衣装で、親子向けとはいえ一切の手抜きなく目にも贅沢なものでした。
◯プログラムも工夫が満載で、子どもたちが飽きないようスライドが壁に映し出されたり、選択式のクイズがあったりしました。
◯プロの朗読は心にしみるものがあり、私は子供に隠れてこっそり泣きました。
久しぶりに生の音楽を全身で浴び、音を肌から吸収した気分でした。
終了後アンケートにも思いの丈を書き込み、意気揚々で帰路につきました。
温まった気持ちそのままに、帰りの車内で私はみいに話しかけました。
コンサート、楽しかった?
それまでずっと黙っていたみいですが、
つまんなかった!!
即答でした。
大丈夫。
これは想定内です。
コンサートの間中、みいはずっと不機嫌でした。
◯出演者の人のあいさつにも返しやしない。
◯参加型のクイズにもむすっとしたまま。
◯お尻が座面からずり落ちそうなほどやる気のない体勢。
つまんなそうだな~と隣で思ってましたし、「楽しかった♡」なんて答える子ではないことは重々承知しています。
それに長女は「感想」を答えるのが苦手です。
国語で登場人物の気持ちを考える問題などは手が止まってしまう傾向があります。
でも、だからこそここは冷静に「つまんなかった」の深堀りをしてみます。
先ほど書いたアンケートの設問を思い出しながら。
そっか、どんなところがつまんなかった?
ぜんぶ!!
ほんと?じゃ、みいちゃんはどういうのが楽しいと思う?
クイズと音楽はよかった。絵本はつまらなかった!・・違う絵本ならよかったのに。同じ絵なら、ろくちゃんとか。なら楽しかった。
「ろくちゃん」というのは、今回朗読された「しげちゃん」の絵を描いている長谷川義文さんの絵本です。
独特な絵なので、違う絵本を描かれていてもすぐに長谷川さんの絵だと分かります。
子どもたちも好きで、図書館で借りることの多い絵本作家さんの一人です。
だから娘も「しげちゃん」を見て、「ろくちゃん」と同じ人の絵だと気付いたのでしょう。だったらろくちゃんを読んでほしかった、というのが娘の希望というところでしょうか。
ここで終わっていれば、全部がつまらなかったわけでは全くないし、娘なりに気づくこともあったんだな、と私も納得できました。
でも、私はどうしてももう一つ確認してみたくなりました。
最後の手拍子と足踏みしなかったのはなんで?
舞台でお姉さんが一緒にやろうって声かけてくれてたよね。
赤ちゃんみたいだもん、あんなの!
え?そうかな?他の子も、大人だって、お母さんだってやったよ。
大人がやるなんて、変なの!
ここで私は冷静でいられなくなりました。
想定内だから大丈夫と構えていたはずなのに、
みいちゃん!ああいうのは、やるのがマナーなの!
あなたがやらないのは構わないけど、やってる人を馬鹿にしたりするのはよくないよ!
それに、舞台から会場は全部見えるんだよ!
お姉さんにしたら、やらないよりやってくれた方がうれしいの分かる?
だいたい、つまんないって何なの?
そうやってイヤなことばっかり言ってるなら、もうコンサートなんて連れて行かないからね!
↑最後の一文、一番言っちゃいけないやつですよね。
〇〇なら、〇〇しないよ!という、条件で子どもをコントロールしようとする言葉。
我ながら、情けないです。
その後の雰囲気はお察しください。
こうして、せっかくのコンサートが台無しでした。
いや、コンサート自体は全然台無しではなかったのですが、個人的な後味という意味で残念なものになってしまいました。
- 自分がとてもいいと感じたものを、子どもがそうは感じていなかった。
- 自分が思うような反応を、子どもがしていなかった。
そんなこと、他人だったら受け入れられるはずなんです。
それが身内、こと自分の子どもとなると、自分に従わせようとしてしまう。
手拍子するもしないも、勝手ですよね。
人に言われてするものでもないですし。
みいのつっぱった態度は慣れっこで、個性と思って見過ごすこともできます。
あまりに度が過ぎている時は、穏やかに注意することもできます。
でも、私の言葉に対してみいの「だって」「でも」が延々続くと、冷静さを失い声を荒げてしまいます。
その度、またやってしまった。
と思うわけです。
コンサートに限らず、子育てのポイントはこれだけと思っているにも関わらず。
他人に迷惑をかけることは冷静に注意する。
その点でいえば、みいはずっと静かに鑑賞していたので、偉かったです。
もう抱っこはできないけれど
今回は、みなさんには何の役にも立たない自分の反省を書きました。
素直な気持ちを言っただけなのに、怒る母。
私の子どもとの日々は、こんなことばかりです。
たくさんの子育て本を読んでも、権威ある人の講演を聞いても、見習いたい素敵なママ友がいても、母親としての根本的な資質が私にはないのかもしれないと落ち込むことばかりです。
それでも、落ち込んでいる暇はありません。
日々少しでも成長できるように、試行錯誤やっていくしかないですね。
そして早くもまた子供とコンサートに行きたいと思っている自分に笑えます。
時間の経過ってありがたいです笑
次こそは楽しい思い出で終われるように。
反省話に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ちなみに、今回のコンサートはNPO法人ひと・まっちねっとわーくさんの主催でした。
子ども大学など興味深い活動もされていますよ。
はぁ、、、耳が痛い笑
いったい何回おなじようなことをしてるだろう、私。(反省もしない…)
2022年はもっと穏やかに、冷静に、すごしたいと思います!(と、ここで宣言)
宣言しっかり受け取りました笑
コメントありがとう!
一生懸命だからこそ、子どもに言いたいことがたくさんあるんだよね。
穏やかな子育て目指して一緒にがんばりましょ。