おはようございます!香です。
少し前の話になりますが、わが家の庭の垣根からヒヨドリが巣立ちしました。
言葉にするとこの一文なのですが、その過程は驚きに満ちたものでした。
ヒヨドリの孵化から巣立ちまで、つぶさに観察しつづけたわが家の記録。
ぜひ皆さんと共有したく書くことにしました。
はじまりは、夫が庭木の手入れ中にタマゴ入りの巣の存在に気づいたことでした。
目線の高さよりも少し上の位置、外からは絶妙に見えない場所にヒヨドリの巣ができていました。
実は、巣を発見する直前に目隠しになっていた庭木の枝を切り落としてしまった夫。大そう慌てて、何とか策を練り、切り落とした枝を再び麻ひもで結わえ付けるなどして張りぼてを作りました。
それからというもの、夫は毎朝夕にヒヨドリの観察をし続けました。
特に雨風の強い日は、張りぼての具合を気にして、足しげく巣の様子を見に行くなど、我が子たち以上にかいがいしくヒヨドリの成長を見守っていました。
さて、ここからはタマゴを発見した初日から巣立ちまでの写真を厳選してお見せします。
わが家でも盛り上がったヒヨドリの意外すぎる真実、ベスト3はこちらです。
- ひっそりと生まれる!
- デカいバッタ食べる!
- 成長速度ハンパない!
タマゴから出てくる鳥といえば、ヒヨコのイメージが強く、生まれた直後から「ピー!ピー!」元気に鳴くものだと思い込んでいました。
違うんですね。
ヒヨドリは、ひっそりと生まれていました。
それこそ巣の中を覗き込まないと決して分からない静けさです。
しかも湿っていて、なんだか半熟状態。
数日間は4羽ひと固まりで目をつぶってジッとしているだけ。生きているのか心配になるほどでした。
それでも数日のうちに鳴き始め、1週間もすると親鳥の持ってくるエサに懸命に食らいつくようになりました。
何食べてるんだろうね
なかなか食事の現場を目撃できない私たちは色々と想像しました。
ミミズかな。木の実とか?
そんなある日。
夫が得意げに見せた一枚の写真。
デカいバッタ食べとる!
驚きでした。
捕まえる親鳥もすごいけど、大きくて筋張った昆虫をこんな小さなヒナたちがたべるだなんて。
たくましや。
生まれたばかりはナマコみたいだったヒナたち。
わずか1週間でものすごい成長を見せてくれました。
固そうな羽の芯が生えてきたかと思ったら、日一日と追うごとにふさふさの毛が生えそろいました。
それと同時に、身体もひとまわり、ふたまわりと大きくなり、飛び立つ直前は4羽が巣の中でぎゅうぎゅうに詰まっている状態でした。
なんという成長の早さでしょう。
もしも朝、鳥の鳴き声が大きくて目覚めたなら、あなたのおうちの庭でヒヨドリが子育てしているかもしれません。
実は昨年もわが家ではヒヨドリが庭で巣立っていきました。それこそ気付いたのはヒナのピーピー声のおかげです。
もしかしたら昨年のヒヨドリがまた帰ってきてくれたのかもしれず、なんだかうれしいです。
「巣作りは幸福のしるし」などと言いますね。
幸福か分かりませんが、ヒヨドリの子育て中は家族に共通の話題ができて毎日ワクワクしていました。
いやまてよ、衝撃的な6.16事件が起きたのはヒヨドリの子育て中だったはず・・・・・。
【娘への詫び状】家から子供を閉め出したツケが来た過ぎ去ってしまえば、美化された過去になっていきますね。
意外と近所の庭先でも鳥の巣を見つけます。
つくばならではの現象かもしれませんが、ちょっと探してみるのはおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。今回は「わが家の庭の垣根からヒヨドリが巣立ちした」お話でした。
本当はもっと早く記事にしたかったのですが、夫が出し惜しみ(?)しまして。なかなかブログ用に写真を共有してくれなかったのでした。
それくらい、彼にとってはわが子のようにかわいい存在になっていたのかもしれません。
暑い中、鳥も子育てがんばってました。私もぼちぼちがんばろうと思えます。
また来年も戻ってきてくれることを願って。
お読みいただきありがとうございました。