親子をつなぐ「傾聴力」。子育てプロのアドバイス

おはようございます。香です。

前回の記事で、自分が立派な”オバサン”になったいるお話をしました。

こうして”オバサン”になっていく。アドバイスを聞けなくなった私へ

それに気づくきっかけは、子育てプロのアドバイスを受けたことです。

今回は、そのとき子育てプロが教えてくれた「傾聴力」についてお話します。「傾聴力」は、ハッピーな親子関係に欠かせないチカラといえます。

子育てプロのアドバイスを受けた経緯

私が長女と取り組んでいる「歯並び育成トレーニング」では、月いちでZoomのグループコンサルがあります。

グルコンでは、トレーニング以外にも子育てに役立つ講座が用意されています。たとえば、栄養学や姿勢についてなど、プロの先生から直接話を聞ける大変役に立つ講座です。

幼少期から始める子どもの歯科矯正「マイオブレース」①

その講座の一つとして、子育てコーチング・コーチの回がありました。

講座開催に先立って「子育てについて悩み・質問募集!」とありましたので、私は即座に送りました。

どんな悩みかというと、ズバリ小2長女ミイの言葉遣いの悪さについてです。メール本文に「くそ、うっせえ、なんだよ」と打ち込むのは気が引けましたが、そこはウソ偽りなく正確にお伝えしました。

言葉遣いの悪さは甘えのサイン

それを受けての先生の回答です。ポイントは大きく分けて2つありました。

  1. 認めること
  2. 傾聴力

残念ながらその日のグルコンに不参加だった私は、後日アーカイブで視聴しました。

冒頭まず先生の推測にドキリとしました。

もしかして、下にお子さんがいらっしゃるんじゃないかしら?

妹すーの存在は伝えていなかったので、先生の見立て力におみそれです。

赤ちゃん返りに似た症状なんです。お母さんが下の子ばかりかまうのが寂しくて、素直に甘えられない分、お母さんに振り向いてほしくて、わざと乱暴な言葉を使うんじゃないかしら。

ごもっともです。心当たりがありすぎて、グウの音も出ませんでした。

キーワード①「認めること」

対策として、ご提案いただいたのは「認める」こと。

娘が悪い言葉遣いをしたとき、とっさに否定しないで、理由を聞くようにする

母「やめなさい!」「そんな言い方しないよ」⇒ ✖

母「どうしてそんな言い方するの?」⇒ 〇

子「だって〇〇〇でイヤだったんだもん」

母「そうだったんだね。理由をおしえてくれてありがとう」⇒◎

このアドバイスを聞いた瞬間、私は「できない」と思ってしまったわけですが、その理由は後でお話します。

先生によると、ほめなくてもいいいから、子どもの気持ちを認めてあげる。それだけで子供の心は落ち着いていくそうです。

当たり前の行動を見止め、声をかけてあげる。「起きたね」「全部食べたね」でOK。それだけで子供は安心し、自己肯定感を育てていくといいます。たしかにこれ、私が読んだ子育ての本にも書いてありました。

親も一緒に成長しよう!おすすめ子育て本「アドラー式言葉かけ練習帳」

キーワード②「傾聴力」

先生のアドバイスで、私の心により刺さったのはポイントの2つめ「傾聴力」の方でした。

傾聴力」は、漢字通り「人の話を聴く」こと。大切なのは、その聴き方です。

ただ耳を貸せばいいわけではなく、子供の隣に寄り添う、あるいは目線を合わせて「聴く」。そうするとどもは自分が大切にされていると感じ、やる気をアップさせる、ということでした。

家事に追われていても、ちょっとだけ手を止めて、身体ごと子供の話を聴いてあげること。それが子どもの「愛されたい」「認められたい」と願う承認欲求を満たすことにつながるそうです。

実践の効果

その日、早速実践しました。

いつもなら保育園と学童のお迎えを終えて帰宅するなりすぐに夕飯の支度にとりかかります。

でもその日は、ダイニングの椅子に座り、ミイの連絡帳を見てみることにしました。

すると、子供たちが両隣に座り、保育園や学校の話を始めます。「なんか今日のお母さん話を聞いてくれそう!」いつも慌ただしくしているお母さんが座ってる。それだけで嬉しかったのかもしれません。

そんなわけで、たった5分でも、子供たちの隣で話を聴く時間を作ることにしました。

2年生になってから学校の話をあまりしなくなったミイが、あれこれ教えてくれる姿に私も安心しました。

シンプルで大切なのに、忘れがちなこと

その日から玄関からキッチンへ直行するのはやめました。

子供たちと一度ダイニングに座る。

話している子供の顔を見る。

うなずく。

質問があればしてみる。

私、子供の顔さえまともに見ていなかったかも、と反省しました。

ミイが「話をしてくれない」と思っていましたが、私の聴く態度」が整っていなかっただけかもしれません。

友人の話は丁寧に聞くのに、家族となると聞き方がおざなりになります。それで互いに何度も同じ話を聞いたり、言った言わないの悶着になったりします。

小憎らしいこともありますが、やっぱり可愛い我が子の話です。

誰よりも熱心に傾聴してよいはずですよね。

生まれる前から大好きだよ

子育てのお悩みを相談してスッキリ

相談に答えてくださった相澤先生、ありがとうございました。

コーチング・コーチの資格を持った方に相談するのは初めてのことでしたが、的確なアドバイスをいただける貴重な機会でした。誰かに話を聞いてもらうのは、自分では思いつかない視点を授けてもらえるし、なによりスッキリします。

先生からは、聡明さと優しさがあふれていました。

ママ向けの講座を開講されているようなので、ご興味持たれた方はぜひご連絡してみてください。

まとめ

日々の忙しさで見失いがちな「傾聴力」。

もちろん面倒に感じるときもあります。子供の話はときにしょうもなく感じたり、支離滅裂だったりします。

でも、この「傾聴力」を有効活用できる期間は意外と短いのかもしれません。

子どもが親を必要としてくれている今だけ。

あと数年もすると、私に話さえしてくれなくなるかもしれません。そんなことも考え、ミイの甘えサインを見逃さず、今できる子育てをしっかりとしようと思いました。

いやいや、子育てって大変ですね。本当に奥が深い。だからこそ、楽しんでやりたいものですね。

傾聴力」のお話、少しでもお役に立てはうれしいです。お読みいただきありがとうございました。

おまけの話

実は、娘の悪い言葉遣いの中に「おばさん」もあります。これはさすがに相談時にお伝えしませんでした。

その使い方も秀逸です。

人が真剣に叱っているときに、半笑いで鼻を鳴らしながら「は、おばさんだね」と言ってくるわけです。

そのときに、やさしく「なんでそんなこと言うの?」なんて聞けません。おばさんではありますが、自分の娘にその状況で言われるのは腹が立ちます。

「だっておばさんだから。」と返されたとき、「教えてくれてありがとう」なんて・・・言えない!

そんなわけで①の「認めること」をすべてに当てはめて考えることができず、私にはできない、と思ってしまったわけです。私の心の小ささよ。

その実、自分で「オバサン化」を身に染みて感じたわけですから、皮肉なものですよね。

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