【イラスト紹介】さあ、寝るじかん。絵本を開いて。
4-5歳におすすめの絵本
- ジャッキーのたからもの
- たべものやさんしりとりたいかいかいさいします
ジャッキーのたからもの
「ジャッキーのたからもの」(作:あいはらひろゆき 絵:あだちなみ)は、言わずと知れた「くまのがっこう」シリーズの1冊です。
「くまのがっこう」は、全巻読むほど親子で大好きなシリーズですが、一番好きなお話はこちらです。
まず、絵がかわいい。こんな絵と世界観が描けたら、迷わず絵本作家を目指していただろうな。
お兄ちゃんクマの子たちに叱られて家出をしたジャッキーが、帰宅後のハプニングをきっかけにして、自分の本当に大切なものに気づく、というストーリーです。
娘たちのお気に入りは、ジャッキーが自分のたからものについて、あれこれ考えているページです。
女の子が好きなアクセサリーや文房具が描かれていて、「わたしこれ!」と取り合っています。
最後はちょっと泣けるくらいにジャッキーの書く作文が素敵なんです。
かわいい世界観と温かい気持ちに包まれるおすすめの一冊です。
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たべものやさんしりとりたいかいかいさいします
「たべものやさんしりとりたいかいかいさいします」(シゲタサヤカ)は、しりとりとひらがなを覚えたてのころ、長女に買った1冊です。
子供の好きな食べ物がたくさん出てくるので、楽しみながら文字と言葉を覚えることができます。
レストランのメニューやパンの種類はどれにしよう?と選べるわくわもありながら、ストーリーの面白さも見逃せないポイントです。
読み始めのころは、「これなんてよむの?」と聞いていた娘が、すらすらとしりとりしながら読めるようになったときは、成長を感じました。
学びと笑い、どちらも詰まっているおすすめの一冊です。
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大人におすすめの絵本
- よるくま
- ゆうびんやのくまさん
- ねえさんといもうと
よるくま
一番大好きな絵本です。「よるくま」(坂井駒子)。
今更ご紹介するまでもないですが、お気に入りの絵本の中で触れないわけにはいきません。
坂井駒子さんは、絵だけでなく文もすてきですよね。
読んでいて、心地いいリズム、温かな気持ちになる語り口。
そう、これは子供以上に大人が読んでいて虜になる絵本だと思います。
どんなにイライラしていたとしても、この絵本を読めば心に安らぎがやってきます。
お母さんクマが、よるくまをだっこして、「ああ、あったかい。おまえはあったかいねえ。」というシーンがあるのですが、子どもと布団にくるまって読み聞かせをしていると、子どもの温もりに触れて、よくこんな風に感じます。
そのまま、最後の「おやすみ」がきて、ページをぱたんと閉じると、本当にいい夢が見られそうです。
子どもを産んだからこそ出会えた、大好きな絵本です。
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ゆうびんやのくまさん
「ゆうびんやのくまさん」(フィービ・ウォージントン)は、図書館で出会った絵本です。
ほかにも、「パンやのくまさん」「うえきやのくまさん」などシリーズがあるのですが、赤い表紙絵のこちらが一番気に入り、購入しました。
異国のレトロな街並みや部屋の様子は、見ているだけで楽しいのですが、ここでくまさんが、人間と同じように営んでいるところがおもしろいです。
真面目に働き、今日も眠りにつく、そんなくまさんの日常に癒されます。
これは、大人だからこそ分かる上質な絵本だと思います。
まだ読まれたことのない方は、ぜひ探してみてください。
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ねえさんといもうと
「ねえさんといもうと」(作:シャーロット・ゾロトワ 絵:坂井駒子)は、表紙絵に一目ぼれして買った一冊です。
坂井駒子さんの絵、大好きです。
とある姉妹のエピソードですが、姉妹を持つ親なら、きっとうなずきながら読まれることでしょう。
また、姉は姉の立場から、妹は妹の立場から、見える風景の異なる絵本だろうと思います。
かくゆう私も妹の立場から、共感しながら読めました。
繊細でかわいらしい絵で装丁も美しいので、アート本としてもおすすめの一冊です。
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まとめ
いかがでしたか?今回はお気に入りの絵本について紹介しました。
子どものいる生活には欠かせない絵本、どうせなら自分も楽しんで選んだり読んだりできるといいですよね。
1冊1冊に各家庭のエピソードがあり、振り返ってみると絵本そのものが子育ての記憶になっていたりします。
絵本に親しめる時期って意外と短いですよね。
親子の絵本時間が愛しいものになりますように。
この記事が、少しでもみなさんの役に立てばうれしいです。