こんにちは。このブログを運営している香です。
ほぼ毎日、日常の子どもの様子をイラストにしてインスタグラムで紹介しています。
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さて、今回のテーマはこどものオーディションについてです。
オーディションというと大げさですが、今回3歳と6歳の娘たちが応募したのは写真館の「公式アンバサダー」です。
地域に数店舗構える写真館の2022モデルを決める選考会です。
本格的なキッズオーディションとはだいぶ異なりますが、当日の流れや参加しての反省点など参考になればうれしいです。
オーディションってどんなことするの?不合格だったら子供が傷つくのでは?
など、そんな疑問にもお答えできればと思います。
今回のオーディションを知ったのは偶然でした。
七五三の写真撮影を申し込むために、その写真館のインスタを見て募集を知りました。
わが子がモデル?できたらいいなーという気軽な気持ちで、七五三の予約と一緒に応募しました。
応募はとっても簡単、インスタのDMから基本情報と子どもの顔写真を送るだけでした。
写真も日常写真から選べば良く、宣材写真のようなクオリティは求められていませんでした。
数日後、合格の連絡とオーディションのスケジュールが送られてきました。
恐らくですが、この1次審査はほぼ全員が合格したのではと思います。
限られた閲覧者、しかも年齢限定なのでライバルは少ないとかと思いましたが、予約枠は2会場2日に分けて100程あり、その日の夜には多くの予約枠が既に埋まっていました。
アンバサダーになれるのは、女の子は3歳と7歳から1人ずつ、男の子は5歳が1人だけという狭き門です。
とにもかくにも、与えられた時間は2週間。
ここからわが家のオーディションへ向けたささやかな取り組みが始まりました。
一次選考通過後は、以下の流れになります。
- 私服撮影にて2次選考
- 和装撮影での3選選考にて表紙モデル(この時点で公式アンバサダー決定済み)
私服撮影の持ち時間は15分。5ポーズの撮影。
専用URLから希望の時間枠を予約。
★2次選考当日の流れ
予約時間の5分前に会場到着。
1人15分、姉妹合わせて30分の持ち時間です。
受付ロビーには4名のスタッフ。
撮影はカメラマン1名と他1名のスタッフ。
室内のスタジオで、白壁を背景に撮影してもらいました。
自然光あふれる室内で、スタッフ皆さん気さくでリラックスして撮影できる雰囲気でした。
また、この時期だからと思いますが、他の参加者とは接触しないスケジューリングになっていました。
結論から言いますと、オーディションは不合格でした。
申し込みは気軽な気持ちでしたが、当日に向けてそれなりに準備したので結果にがっかりはしました。
でも、副産物といいますか、オーディションに参加を決めたことで子どもが変わったことがあります。
この変化は、6歳のお姉ちゃんミイに現れたものです。(3歳スーは何をしに行ったのかも良く分かっていない様子)
- 身だしなみに気を遣うようになった
- 人に与える印象について考えるようになった
- モデルという仕事に興味をもつようになった
以前がひどすぎたというのもありますが。
子供自身もですが、親も人前に出すとなると俄然気を遣うようになりました。
スキンケア→入浴後に保湿する。野菜も食べる。
ヘアケア→入浴後に髪を乾かす、ブラッシングする。きれいに結ぶ。
身だしなみ→外出前に鏡で確認
今まで入浴後のスキンケアもしていなかったのですが、お肌カサカサ、唇ガサガサのモデルさんはいないだろう、ということで、自分でボディクリームでケアするようになりました。
また、肌のボツボツ嫌だ、と言って野菜も少しずつ食べるようになりました。
髪の毛は、面倒くさいという理由で塗れたまま寝るのが常でした(私自身、長い髪を乾かすの手間で)。
でも、やっぱりほつれとボサボサの原因になるので、毎日乾かしてあげるようにしました。
すると、子供の髪は反応もよく、すぐに艶とサラサラを取り戻しました。
また、これまで鏡なんてほとんど見なかった子が、外出前には鏡の前で身だしなみの確認をするようになりました。
目ヤニ、よだれは大丈夫か、口元にチョコレートがついていないか。
いつも起き抜けのまま、ごちそうさまと共に出ていく娘にとって、これは大きな変化です。
オーディションに向けて、子供としたことは2つあります。
- ①当日の服選び
- ②5つのポーズの練習
撮影は私服ということだったので、何を着ていこうか娘と考えました。
ワンピースがいいというので、何色がいいか、下の組み合わせはどうしようか。
さらに髪型や、髪飾りについては子どもに提案してもらいました。
その過程で、ミイからはこんな質問が多くありました。
どっちの色が似合うかな?どっちのリボンがかわいいかな?
「どんな色も似合うよ。どっちもかわいいよ。」
そんな風に答えてしまうことが多い私ですが、ここは真剣に悩み答えるようにしました。
実際、その子をよりよく見せる色や髪型はありますよね。
そこを一緒に掘り下げていく作業はとても楽しかったです。
オーディションの参加条件は、5つのポーズを考えて5分間の持ち時間で披露することでした。
そのため、子どもたちは各自かわいいと思うポーズを考え、毎日練習しました。
私がカメラマン役になり、「①のポーズお願いしまーす!」「いいねー、かわいい!!」などと盛り上げます。
毎日ポーズが変わっているのはつっこみどころでしたが、この練習は親子で楽しめました。
少し前まで写真を撮られるのも嫌がっていたミイがまんざらでもない様子なのが驚きでした。
まず、オーディションの話をしたとき、子供はどんな反応をすると思いますか?
やりたい?やりたくない?
写真を撮られるのが苦手なミイは絶対に嫌がるだろうな、と思っていました。
ところが、返ってきたのは「やってみたい!」の一言。
2人ともかわいい洋服が大好き。
モデルさんになれば、かわいい洋服が着られる。
それだけで十分魅力的なお仕事のようでした。
実際、モデルさんの世界は厳しいでしょうが、やってみたいの入り口はそんな気持ちでいいのかもしれません。
今回のオーディションはだめでしたが、また挑戦したいという娘の言葉に希望を感じました。
今回はたまたま地元の写真館で募集していた、とても身近なオーディションでした。
もしかしたらお住いの近所の写真館やお店で募集されているかもしれません。
挑戦したい気持ちがあれば、一度聞いてみるのもありですね。
もし、本格的にキッズオーディションを検討されるなら、下記のサイトも参考にしてみてください。
会場が都内となるとハードルが上がりますが、1次審査に応募してみるだけでも次の一歩につながります。
今回不合格だったのは残念ですが、もしまた良い機会があれば挑戦させたいと考えています。
そのときは以下の反省点を生かしたいです。
- 予約は午前中
- ごほうび作戦
- まずは挨拶
予約は午前中
今回、私たちが予約した時間帯は午後2時でした。
3歳のスーはばっちり昼寝中に会場入り。
機嫌が最悪でした。
一次選考合格の知らせをもらってすぐに予約しなかったのがいけなかったです。
夫や子供に相談してから…と思ったのですが、いつでもキャンセルはできます。
とくに幼児のお子さんを持つ方は、まずは午前の予約枠を確保するのがおすすめです。
ごほうび作戦
服を選び、ポーズの練習をし、表情を考えていったにも関わらず・・・
会場に入るなり、「ヤダ!やりたくない!」の一点張り。
うそでしょ?
寝起きのスーはまだしも、6歳のミイが私に絡まりついて離れなくなりました。
やられた!
瞬間、思いました。
この2週間のやる気を見ていてずいぶん成長したと思っていたけれど、まだまだミイはミイのままでした。
バレエの見学に行って、ずっと絡まりついていたのもほんの半年前のことだった。
スーはまだ眠たいのか、撮影スタジオの床で転がりだすし、その上にミイが覆いかぶさって喧嘩になるし。
グダグダでした。
実はこんなブログで経験談を語るほどのことが何も現場ではできなかったんです。
なんとか一枚だけでも撮ってもらいたくて、物で釣りました。
「欲しがってたすみっコぐらしのシール、買うから!」(もう怒り気味)
それで少しやる気を取り戻してもらい、最後の3分くらい何とか撮影してもらいました。
ごほうび大作戦。
本当ならやりたくないですが、スムーズな進行のため。
あらかじめ子供とごほうびを決めておくのも一つかもしれません。
スタジオで醜態をさらさなくて済みます(笑)
まずは挨拶
それから、あいさつについてもちゃんと話をしておけばよかったと思いました。
あんなグダグダしている時点であいさつどころではないのですが。
会場に入ったら「おはようございます」撮影前は「おねがいします」終わったら「ありがとうございました」など。
選考には無関係かもしれませんが、これから一緒に仕事をするかもしれない仲間です。
最低限のマナーは身についている子のほうが嬉しいですよね。
それは親も同様で、こどもに気を取られてばかりで、スタッフの方に気持ちいい対応ができていたかどうか反省しました。
親子で気持ちのいい挨拶を。
まとめ
今回はキッズオーディションに参加したことのメリット3点と当日の流れについて紹介しました。
色々と反省はありましたが、その分得られることも多い経験でした。
審査される以前に、身だしなみを整えたり、自分の顔やポーズを意識することは大切ですよね。
娘にとってオーディションはそのことについて考えてみるいい機会になったと思います。
私自身、日ごろからもう少し娘たちに手をかけ、磨きをかけてあげようと思えるようになりました。
また、今回は写真館のオーディションということで、後日撮影データをいただけました。
これがとても嬉しかったです。
プロのカメラマンさんに撮ってもらえるのは貴重です。
表情はひきつっていましたが、仕上がりは美しく、娘たちなりに人前でポーズを披露した頑張りの記録になりました。
何が子どもの可能性を広げるか分かりません。
これからも様々なことに親子でチャレンジしていきたいです。
この記事が少しでもお役に立てばうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。